佐賀大学 農学部 応用生物科学科 生物資源制御学講座

動物行動生態学研究室

<研究室住所>
〒840-8502 佐賀市本庄町1番地
佐賀大学農学部応用生物科学科
生物資源制御学講座 動物行動生態学研究室
TEL&FAX:0952-28-8796


             
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 ベニツチカメムシ  

研究材料

  • ツチカメムシ類(ツチカメムシ科(Cydnidae),ベニツチカメムシ科(Parastrachiidae))
  • 当研究室で材料にしているベニツチカメムシParastrachia japonensis),シロヘリツチカメムシ(Canthophorus niveimarginatus),ミツボシツチカメムシ(Adomerus triguttulus), フタボシツチカメムシ(Adomerus rotundus),マダラツチカメムシ(Tritomegas variegatus)は,雌親が産卵後,卵塊を保護し,孵化すると幼虫のために巣外から餌となる果実や種を運び込み,幼虫に食べさせます.ベニツチカメムシの場合,ボロボロノキの 果実の胚乳部分が餌となります.幼虫時代に食べた果実の栄養だけで翌年の繁殖期まで過ごし,雄成虫はそのまま交尾期を過ぎると死にます.一方,雌成虫は交尾後まだ未熟なボロボロノキの果実を汲汁し卵巣を発育させ, その後、産卵・卵警護・保育を行います.

     トウヨシノボリの雄

  • トウヨシノボリ (Rhinogobius sp. OR)
  • トウヨシノボリは,比較的流れの緩やかな渓流や湖に生息するハゼ科の魚(成魚の体長,約7cm)です.雄の成魚は水底の石の下に巣を作り,雌に産卵させた後卵塊を孵化まで保育します.生態的にも形態的 にも様々な変異が知られていますが,佐賀県では両側回遊性で,雄の尾びれの付け根にはっきりとしたオレンジ斑が出るのが特徴です.

  • その他身近な昆虫や淡水魚などの農業に関係の深い小動物
  • その他,身近な小動物を研究材料にして,野外調査や実験室内での飼育をとおした実験を行なっています.現在,卒論や修論の実験に使っている動物として,その他に,ツチカメムシ(Macroscytus japonensis), モツゴ(Pseudorasbora parva),メダカ(Oryzias latipes),カダヤシ(Gambusia affinis)もあります.またその他に,カ,モンシロチョウ(Pieris rapae),トゲウオ(Threespine stickleback, Gasterosteus aculeatus)などを材料に使った 研究もあります.

     シロヘリツチカメムシの雌

    研究テーマ

  • 親による保育行動の進化
  • ほとんどの無脊椎動物や魚において親は子を産んだ後世話をしませんが,親が子の保育をする種が少数ですが知られています.どのような条件がこのようなまれな行動の進化につながったのかに興味が あります.また,親子間の要求の違いに起因する対立がどのように解決されているのか,その結果,どのような形質に共進化的な特徴が現れているのかを調べたいと思っています.

  • 動物の社会的関係が果たす機能の解明
  • ボロボロノキの実を運ぶ母親

    同種の個体との社会的な関係を持たない動物はいません.魚類では群れを作ることによって,捕食者からの回避効果や採餌効果を上げたりしています.このような群れの構成員である個体はいったいどのような 行動バリエーションを持ち,群れの中の一員としてどのような役割を持っているのかに興味があります.群れ内での情報伝達,社会学習,寄生的関係,協力関係,臆病さ大胆さ(shyness-boldness)における個体間の違い などを調べています.

  • その他,様々な行動生態学的テーマ
  • その他の繁殖行動や様々な種間関係なども本研究室の研究ターゲットです.また,動物の行動に関するデータを取り,それを解析し,仮説を比較したり検証していくためには特殊なデータ解析方法が必要に なる場合があります.適切な行動データ解析法の開発も研究テーマの一つです.


     本研究室に関する質問は,nomakuch@cc.saga-u.ac.jpまでお願いします.